2017/08/15

【アメリカ・ワークキャンプ2017】同行スタッフレポート(山本雅子)

アメリカのワークキャンプに日本から参加したスタッフ3名のうち、今回初めて加わっていただいた山本雅子さんのレポートをご紹介します。
*JELA事務局によって一部編集されています。
*参加者全員のレポート一覧のリンクはこちらです。

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引率者3名の一人として、キャンパー16名と共に2017年のグループ・ワークキャンプに参加させていただきました。キャンプのテーマは「The Road」−「この夏、人生を変える道を一緒に歩もう」。 神様が与えられた道において、キャンプではさまざまな出会いの中で信仰を深め、神様からの使命を見出す素晴らしい旅となりました。キャンプに同行した一人ひとり、ホストチャーチの皆様、そして、クルー(*家の修繕作業をする6人単位のグループ)やレジデント(*修繕する家の居住者)の皆様との出会いを通して、「仕える」ということの大切さを学ぶことができましたことを感謝申し上げます。

オハイオ州の南に位置するアクロン市。美しいステンドグラスのあるホスト教会「Holy Trinity Lutheran Church」でオーガナイザーをしてくださいましたマーラさんをはじめ、ホストファミリーの方々は自己犠牲をいとわず、ワークキャンプで必要なものの全てを用意してくださり、食事をともにした交わりなどの体験を通して、これこそが聖書にある神の家族としての麗しい関係であると実感できました。マーラさんが、「私が日本へ宣教師として行った時には、ルーテル教会の方々は、お返しできないほどたくさんの事をしてくださった」とおっしゃった言葉が印象に残っています。また、日本から共に引率されましたお二人が子どもたちにひたすら仕える姿から、「仕える」という喜びを学びつつ、毎日、感謝の思い、そして一日の守りと導きのお祈りを捧げました。 

ノースカロライナ州トーマスヴィルで日本人キャンパーと。左端が山本さん
ノースカロライナ州トーマスヴィル市の中学校で行われたグループミッショントリップス(*このキャンプを主催する米国のキリスト教組織)のプログラムは、しっかりとオーガナイズされた内容であり、デボーションや毎日の「ゴッド・サイティング」−イエス・キリストが私たちの生活の中に現れてくださったこと−の分かち合いでは、一人ひとりが神様と向き合った時間を過ごしました。その中でイエス・キリストへの信仰告白をした子や、以前よりもイエス様が近く感じられたという子たちも現れました。プログラムを通して、神様が働かれ祝福されていることを感じました。 

英語だけのコミュニケーションのグループの中に一人で参加していたキャンパーたちは、当初言葉の壁もあったようですが、次第に言語を超えて受け入れられ、クルーの方々からも「あなたたちの言葉の壁を超えた参加は、とても勇気ある行動で素晴らしいことです」と励ましをいただきました。乗り越える力を与えられたことからキャンパーたちも自信を取り戻し、表情が輝きはじめていったことは感動的でした。主の御名をほめ讃えます。

今回のテーマ「The Road」は、ルカによる福音書24章から、復活されたイエス・キリストがエマオの途上で弟子と共に歩み、食事をされ、彼らが喜びに満たされことに基づきますが、このキャンプも、イエス・キリストが私たちと共に歩み、交わり、まさに、ホストファミリー、キャンパーやクルーの皆さん、また、さまざまな立場でご奉仕された方々のお互いに仕える働きが、喜びへと変えられた「The Road」であったと思います。

私にとって、このキャンプに起こった全てのことが「ゴッド・サイティング」です。このような素晴らしい機会を与えてくださいました神様、JELAの森川事務局長をはじめとするキャンプに関わってくださいました皆さま、そして、共に引率されました星崎ポールさん、渡辺 薫さん、16名のすてきな子どもたちに感謝するとともに、これからもこのキャンプの体験を通して、神様は国境を越えていつでも私たちと共に歩んでくださることを子どもたちが確信し、喜びとともに信仰の成長ができることを心からお祈りしております。

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