2017/09/05

【アメリカ・ワークキャンプ2017】参加者レポート15(橘良音)

米国で開催された今夏のグループ・ワークキャンプに参加した橘良音さんのレポートをご紹介します。
*JELA事務局によって一部編集されています。

*参加者全員のレポート一覧のリンクはこちらです。

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橘 良音(17歳、東京都、ルーテル東京教会所属)

今回初めてこのアメリカワークキャンプに参加しました。アメリカに行って、いろんなことをしてみんなと楽しみながら神様について学ぶんだ! と軽い気持ちで挑んだワークキャンプは、そんなに甘いものではありませんでした。

今回のキャンプのテーマは「The ROAD」で、エマオの箇所が主題聖句でした。「失望から疑念へ」「疑念から希望へ」「希望から飢えへ」「飢えから喜びへ」「家から帰路へ」という一日ずつ変わっていくタイトルの中で、私たちはエマオの道について、そして自分たちが歩んでいる人生の道について考えていきました。

キャンプ初日。楽しみで仕方なかったはずなのに、慣れない環境でクルー(*同じ家を修繕するアメリカ人の仲間)に会うことが不安でたまらなくなりました。何を言っているのかもわからないし、思っていることを伝えることもできなくて、苦しいまま一日が過ぎていきました。

二日目は朝からワークがありました。相変わらず話していることはわからず、アメリカで過ごしていくのがどんどん怖くなっていきました。でも、その日の夜のプログラムの中で、「神様はいつでもあなたと共にいる」と言っていました。速い英語の中で、なぜかそこだけ聞き取れました。いつもならなんとなく聞いていて分かっているつもりだったこの言葉が、この時とても嬉しくて安心しました。

次の日のワークの時、前日の夜に言われた「神様はいつでも私と共にいてくださる」という言葉を思い出して、自分なりの英語で私はクルーに話しかけることが出来ました。クルーは私の言っていることを真剣に聞いてくれました。それからはプログラムもとても充実していって、アメリカ人の友達がたくさんできました。
共に家の修繕作業をした仲間と。橘さんは右から2人目

やっとできた友達と別れるのはとても寂しいものでしたが、ここからまた派遣されていくという感覚を強く感じました。アメリカでのワークキャンプを経験して、誰かの役に立ちたいと心から思います。そして、またワークキャンプに参加してみんなに会いたいです。

日本から参加した15人のみんな、ポールさん、かおるさん、まさこさん、ホストファミリーとして受け入れてくれたannさんやtomさん、ホスト教会の方々、ほかにもたくさんの人に支えられて、私はアメリカでとても貴重な体験をすることができました。この2週間、本当にありがとうございました。


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