2017/08/10

【アメリカ・ワークキャンプ2017】参加者レポート1 (本間いぶ紀)

アメリカのワークキャンプに参加した青少年16名と同行スタッフ3名が8月8日午後に無事帰国しました。皆様のお祈りを感謝します。

さっそく参加者の一人からレポートが届きましたので以下にご紹介します。
*掲載するレポートはすべて、JELA事務局によって一部編集されています。
*参加者全員のレポート一覧のリンクはこちらです。

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本間 いぶ紀(福岡県朝倉市、17歳、ルーテル甘木教会所属)

わたしは今回初めてこのワークキャンプに参加しました。言葉の通じないアメリカで不安と期待が入り混じった、よくわからない感情でした。

結論から言うと、わたしはこのキャンプを通して霊的に成長したと思います。毎晩のプログラムでイエス・キリスト、神様をより深く知ろうと思うようになったと同時に信じる気持ちがより一層強くなりました。

今回のテーマは”ROAD”(道)、エマオへの道の話でした。わたしは何年か前にここの箇所が礼拝の基となっていることを知り、大好きな箇所になりました。牧師の説教や教会のキャンプでエマオのことは学び、概要は分かっていました。しかし、今回のキャンプでは、進め方や捉え方が全く違い、違う視点からエマオの箇所を学べたと思います。神様に祈る時、それは神様と対話する時。その祈りの時をアメリカという異国の地でできたことも良い経験となりました。

人の心の暖かさにも触れました。わたしはワーク初日に体調を崩して寝込んでいました。その晩にクルー(*一緒に家の修繕作業をした仲間)からもらったケアカード(*互いのことを思いやるためのカード)はもちろん英語で書いてあり、正確なメッセージを読み取ることは難しかったですが、なんとなくわかりました。読み終わった時にはクルーの優しさが伝わってきました。

クルーは言葉の通じないわたしのために、わかりやすい表現で話かけてくれました。スマホの翻訳機能を使ったりして、いろいろな形で他国の友達と話せたことがとても嬉しくて、楽しかったです。クルーだけでなく、1週間生活する中で仲良くなったアメリカ人の友達、日本人の友達と、信仰のことについてだけでなく同年代らしい話もできて嬉しかったです。

ワークサイト(*家屋修繕作業の現場)ではクルーだけでなくレジデント(*修繕する家の居住者)のおばあちゃんやその家族ともディボーション(*聖書の学びによる信仰の振り返り)の時間をとることができましたが、なんとなくしか分からないことにとてもがっかりしました。英語のスキルをアップさせなくてはならないとも思いました。「英語ができなくてもワークキャンプに行ける」と聞いていましたが、やはり同じ信仰を持った者の話は聞きたいものです。仲良くなったところでお別れするのはとっても寂しいです。いつかまた会いたいと思っています。
家の修繕作業仲間とレジデント(左から4番目)と交わりの一時。本間さんは右端
最後に、わたしたちの無事を祈ってくださった、ワークキャンプの前後にお世話になったホストファミリー、キャンプ中にわたしを支えてくれた友達、JELAのスタッフ、家族、そしてこのような機会を与えてくださった神様に感謝します。

来年は受験生なので参加は厳しいですが、機会はまだあるので参加したいと思います。
充実した2週間ありがとうございました。

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日本福音ルーテル社団(JELA)