2017年10月20日金曜日

【世界の子ども支援チャリティコンサート2018年】 演奏者がJELAを訪問

JELAは2004年より毎春、全国各地のルーテル教会などを会場にチャリティコンサートを開催しています。

今年2017年は、
15会場にてヴァイオリン&ピアノのデュオコンサートを開催し、合計927名が来場し、総額120万円以上の献金が捧げられました。この全額は、昨年に引き続き熊本地震被災学生の学費支援に用いました。ご協力ありがとうございました。

第15回となる来年のコンサートでは、ヴァイオリン&ギターによるデュオをお届けする予定です。ヴァイオリニストは三年連続のご出演となる
真野謡子さん、そしてギタリストはJELAチャリティコンサート初登場の松田弦さんです。

先日お二人がJELAをご訪問くださり、パガニーニ作曲の「カンタービレ」とバルトーク作曲の「ルーマニア民俗舞曲」の2曲を披露してくださいました。いずれもピアノの伴奏で聞くことが多い作品ですが、ギターの音色は温かみがあり、ヴァイオリンとよく調和していました。新鮮な組み合わせのデュオが、来年どのようなコンサートを繰り広げてくれるのか、期待を大きく膨らませる演奏でした。
第15回世界の子ども支援チャリティコンサートは、2018年5~7月の土日祝に10公演程度を予定しております。詳細が決まりましたら改めて本ブログ上にてお知らせします。

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2017年10月17日火曜日

【難民支援】 全難連20周年イベントをJELAホールで開催

ジェラ・ミッションセンター
難民を支援する弁護士のネットワーク団体である全国難民弁護団連絡会議(全難連) の創立20周年イベントが、10月28日(土)の午後に、東京・恵比寿のジェラ・ミッションセンター1階ホールにて開催されます。JELAと全難連はともに、国内難民支援団体のネットワーク組織である「なんみんフォーラム(FRJ)」に加盟し、協力関係にあります。

神奈川大学法科大学院教授で難民審査参与員も務めている阿部浩己氏による基調講演をはじめ、有識者によるパネルディスカッションなど、充実した内容のイベントです。

参加は申込制ですが、一般の方もご参加いただけます(16:35からの全難連年次総会を除く)。

以下にイベントの概要をご紹介します。参加をご希望の方は、10月25日(水)までに、全難連事務局のメールアドレス
へご氏名と、当日18:00からの懇親会への参加の有無をご連絡ください。
◇◆◇

全難連設立 20 周年記念イベント

日時: 2017 年 10 月 28 日(土) 13 時~16 時半
    ※16:35~17:05 に年次総会を開催

場所: 日本福音ルーテル社団(JELA)1 階ホール
    東京都渋谷区恵比寿 1-20-26(地図
    JR 山手線恵比寿駅東口より徒歩 3 分、東京メトロ日比谷線恵比寿駅より徒歩 5 分

主催:全国難民弁護団連絡会議
後援:一般社団法人日本福音ルーテル社団

プログラム:
13:00 開会のあいさつ
    鈴木雅子氏(弁護士、全難連世話人)
13:05 基調講演「グローバル化する国境管理と難民の保護~世界の中の日本/日本の中の世界」
    講師:阿部浩己氏(神奈川大学法科大学院教授、難民審査参与員)
14:05 弁護士から見た入管法改正後の状況
    渡邉彰悟氏(弁護士、全難連代表世話人)
14:30 コメント
    コメンテーター:川内敏月氏(UNHCR 駐日副代表
14:40 休憩
14:50 パネルディスカッション「これからの難民認定/難民保護のあり方について」
    阿部浩己氏(パネラー)
    石川えり氏(パネラー) 認定 NPO 法人難民支援協会代表理事
    渡邉彰悟氏(パネラー)
    難波満氏(コーディネーター) 弁護士、全難連事務局長
15:50 会場議論
16:30 閉会/休憩
16:35 総会(会員のみ)
18:00 懇親会@恵比寿駅周辺 ※会員以外の参加も歓迎します

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2017年10月6日金曜日

【リラ・プレカリア(祈りのたて琴)】患者さんと家族の慰めになる音楽

リラ・プレカリア関係者が奉仕する病院での出来事です。だれも患者さんの臨終が間近だとは思わず、音楽が奏でられました。リラ・プレカリアは患者さんとその家族の慰めになったようです。

すべて匿名で掲載します。

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ある病院で、まさに息を引き取ろうとされている方に奉仕をしました。長く療養されている、まだ若い女性の方でした。

看護師さんたちは、まだ「その時」とは認識しておらず、したがって家族も呼ばれておらず、患者さんについて、「今日は朝から何も食べずに眠っているんだけど、(部屋に)入って(演奏して)くれる?」と言われて、おそばに行きました。

始まるとしばらくして、タオルケットの下で足が動きました。15分経った時、火が消えるように、静かに穏やかに呼吸の波が止まりました。廊下におられた看護師さんに声をかけました。


他の看護師、医師も駆けつけ、心臓マッサージなど処置をされる中、最後の様子をお伝えし、次の奉仕者の所へ行きました。そこで30分ほどご奉仕させていただき、部屋を出たところ、さきほどの患者さんのご家族が駆けつけておられました。

主治医の先生が手招きをし、「(患者さんが)最後に聴いた音楽をもう一度、ご家族のみなさんに聴かせてくださいますか?」と言われ、患者さんのベッド脇で、ご家族の見守る中、キリエを弾きました。

演奏が終わってからご家族が、「大好きな音楽に合わせて踊ったのかしら…最期の時に音楽がそばにあったのだと思うと、本当に嬉しいです。よかった、よかった。ありがとう。ありがとう」と涙を流されました。

リラ・プレカリアの音楽は患者さんはもちろんのこと、ご家族にとっても慰めとなるのだと改めてその力を感じました。

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2017年10月5日木曜日

【ブラジル子ども支援】メロ牧師の日本研修だより(4)

ブラジル・サンパウロ教会のメロ牧師が5月下旬から大垣市に滞在し、日本語・日本文化の研修中です。この日本語レッスンの費用全額をJELAが支援しています。今回は9月の報告です。

*以下は、メロ牧師によるポルトガル語をJELA関係者が和訳したものです。
**日本研修だより (1)はこちらから  (2)はこちらから  (3)はこちらから


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 カトリック教会訪問 

外国人に向けたプログラムを展開しているカトリック大垣教会を訪問しました。ミサに参加し、ブラジル人、フィリピン人、ペルー人、ボリビア人、タイ人、韓国人に対する神父たちの働きを見守りました。

大垣カトリック教会でトニー神父と話すメロ牧師(左)

 この教会では、日本語、ポルトガル語、スペイン語、英語でのミサがあります。さらに、授業料を払うことのできない外国人のための無料の日本語教室も開いています。夜間の日本語教室と日曜日のミサにより、外国人が日本の文化を学びつつ、共に生きる場所が提供されています。

名古屋のカトリック多治見教会にも行きました。この教会では、日本語、ポルトガル語、スペイン語でミサが行われます。私は、ドミンゴス神父によるポルトガル語のミサにあずかりました。ドミンゴス神父はアルゼンチン人で、ポルトガル語とスペイン語でミサを執り行っています。名古屋の南山大学の神学の教授でもあり、日本での生活は20年になります。

● 日本と外国の若者

私たちの周りには、自分のことを受けとめてほしい、認めてほしいと思っている人たちがいます。


9月23日に私は、ラテンアメリカに興味と関心がある若者と子どもたちのための夜の集いを開き、ブラジル料理とアルゼンチン料理(米、塩味の豆、甘いタピオカ、塩味のタピオカ、他)を作りました。


写真は、ブラジル人の母親と日本人の父親を持つコウキです。彼は日本で生まれ、日本語もブラジル語も上手に話します。彼は、ルーテル教会があることを知りませんでしたが、今では大垣教会の土曜日の礼拝に参加しています。


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【リラ・プレカリア(祈りのたて琴)】修了生の便り~オーストラリアから

以前にもまして修了生の方々からの便り届くようになりました。それぞれ方が現在どのような活躍をされているかがわかり、JELAとしても嬉しい限りです。

今回は、長年オーストラリア住まいをされている第1期修了生(2007年9月修了)の石川優子さんからの便りをご紹介します。

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オーストラリアでの歩み

リラ・プレカリア研修講座第1期修了生
石川 優子

2011年の東日本大震災があった年にオーストラリアのゴールドコーストへ移住をして6年になります。

リラ・プレカリアの修了式で日本福音ルーテル教会の大柴譲治先生より修了証書が手渡された時、「おめでとう。祈りのたて琴を持って世界に羽ばたいてください」と言われました。

当時、私は日本に住んでいたので、なぜ世界なのか? その時は分かりませんでした。しかし現在オーストラリアで、リラ・プレカリアの働きをさせていただいております。そして、素晴らしい仲間も与えられました。

私は日本では音楽療法士として大きな病院で働いており、とても恵まれた環境にいました。今は自分の国でない所で、外国人という立場です。言わば何もないところからのスタートです。事はなかなか思うようには進みませんでした。

ある日、州立病院に行ったときに「パストラルケア」と書いてある部屋の前を通りました。そして気づいたらドアをノックして、チャプレンに「私はクリスチャンです。ハープで患者さんのためにパストラル・ミュージックを奏でたいのですが」と言っていました。

この発言が今の働きにつながっています。病院では、ランチ・タイムに誰でも集えるスペースで演奏をしています。ある教会では、ホームレスの方に夕食を提供する時のバックグラウンドミュージックとして、ハープを弾かせていただいております。そして10月からは、ホスピスでの奉仕も始まります。

小さな歩みではありますが、皆様のお祈りのおかげで、ここオーストラリアでもリラ・プレカリアの働きが広がりつつあり、神様の導きに感謝しています。これかれも、お祈りをお願いいたします。私もオーストラリアの地から、皆様の働きがますます祝福されますように、心からお祈り申し上げます。


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リラ・プレカリア(祈りのたて琴)関連ニュース(ブログ)
日本福音ルーテル社団(JELA)

2017年10月3日火曜日

【リラ・プレカリア(祈りのたて琴)】修了生からの便り~アイルランドでの学び~

リラ・プレカリア研修講座の第3期修了生の横山恭子さんが、この夏アイルランドでハープを学んでこられました。その訪問記をご紹介いたします。

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アイルランドでのハープの学び

リラ・プレカリア研修講座3期修了生
横山 恭子

8年前にリラ・プレカリア研修講座に入学してアイリッシュハープと出会ってから、いつの日かアイリッシュハープのふるさとであるアイルランドでアイリッシュ音楽を学ぶことが私の夢でした。

今年の6月に夢が叶いました。アイリッシュ音楽はテンポが速いのですがスローエアと呼ばれるタイプの曲(歌詞の付いた歌の曲を楽器で演奏したもの)は比較的ゆっくりで優しい雰囲気で、情緒豊かなメロディを持っています。パストラルハープを患者さんに奏でる時に使えるのではないかと思い、嬉しくなりました。

今回は、ジャネット・ハービソンさんが主催しているアイルランドハープセンターというアイリッシュ音楽の学校の夏季講習を受講しました。得るものがたくさんありました。ジャネットさんはダブリン市内にあるトリニティカレッジの教授でもあり、学生にアイルランドの民族音楽の歴史と演奏法を指導している方です。

ジャネットさんはリラ・プレカリアについて興味を持ってくださり、色々質問してくれました。授業の中で「リラ・プレカリアの曲を弾いてもらえませんか?」と言われてびっくりしましたが、「キリエ」を弾かせてもらいました。彼女は「そのような曲は、私は初めてです」と言い、「患者さんにはとてもいいですね」と言ってくれました。

学びの最後の夜に、ジャネットさんとトリニティカレッジの生徒さんたちがコンサートをしてくださったのですが、彼女は何曲か演奏してから私の方を見て「恭子、この前聞かせてくれた曲を弾いてよ。私のハープを使っていいから。」と言うのです。あまりにも突然なので本当にびっくりして「えーっ」と思いましたが、勇気を出して前に出て行き、「キリエ」を奏でました。

終わったあとしばらくの間、沈黙の時間が流れて全員動きませんでした。キャンドルの炎だけがゆらゆらと揺れていました。一人の女性の方が私の方に近づいて来られて、「この音楽は賑やかさからだんだん静かな世界にすーっと移っていく音楽ですね」と感じたことを語ってくださいました。

今回の旅によって、リラ・プレカリアの働きがアイリッシュの方にもちゃんと伝わったことがわかり本当に感動しました。そして神様に感謝しました。

アイルランドにて筆者(右)
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リラ・プレカリア(祈りのたて琴)関連ニュース(ブログ)
日本福音ルーテル社団(JELA)

【ブラジル・音楽ミニストリー報告】ひとりの子どもとの触れ合い(4)最終回

ブラジル・サンパウロ教会が子どもたちの情操教育のために行っている音楽ミニストリーをJELAは支援しています。この音楽教室に通う少女Anaの話の最終回です。

*初回はこちらから 
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少女に居場所と新しい家族を与えるミニストリー
徳弘浩隆・由美子

後輩生徒にキーボードを教えるAnaさん(手前)
Anaは今はピアノだけではなくて、誘ってくれたIsabelaが上手に吹いていたリコーダーもやりたいと言い出して、両方頑張っています。

人手が足りないので彼女に頼んでみたら、新しく増えてきた生徒に、ピアノやリコーダーの初歩を教えてくれたりもします。パソコンも上手に操り、私の助手をしてくれる時もあります。

音楽教室を通して自分の居場所が見つかり、もう一つの大きな家族が見つかり、お姉さんやお母さんも呼んでくる、大切な場所になってきていると思います。

9月末は子どもたちと一緒に、音楽礼拝。そのあとは、手狭になった教会の二階部分を増築しようと献金を募り、毎週のミニバザーでお金を作り、みんなで祈り、その実現を夢見ています。

今日も息が詰まるほどでしたから、これから暑くなると(*ブラジルは日本と季節の進行が逆で、日本の冬は夏です)、今のパソコン教室は狭すぎます。せっかく作った倉庫も、楽器や教材だけでなくミニバザーの献品もしまうので、もう一杯です。子どもたちの喧嘩や大騒ぎで、順番に音楽の練習をしている教室運営がうまくいかないこともあります。台所も収納に困っていましたので、不要になったタンスや本棚の寄付で使わないものから板を取り出して、壁に棚をたくさん作りました。早く部屋を増やして、教室と教会を整えたいと思っています。

こんなところにも、皆様からの祈りと支援の寄付が、役に立っています。彼らの数年後と将来のために、音楽ミニストリーは確かに心に大切なことを刻み込んでいるように思います。これからも、ご支援をよろしくお願いいたします。(了)

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JELAのブラジル支援ニュース(ブログ)
日本福音ルーテル社団(JELA)

2017年10月2日月曜日

【リラ・プレカリア(祈りのたて琴)】ホスピスで奉仕中の修了生からの便り

弓削萬里さんは、リラ・プレカリア研修講座の第1期修了生です。現在、神奈川県横須賀市にある病院のホスピスで奉仕をされています。ある日の様子を以下にご紹介いたします。

◇◆◇

神様の道具となれたことに感謝して

リラ・プレカリア研修講座第1期修了生
弓削 萬里

2017年9月22日のK病院での出来事をお伝えします。 当日、二人目の方へのパストラル・ハープの奉仕を終わるのを待っていた看護師長から、「もう少しで息を引き取られそうなか方にハープをお願いできますか」と言われ、患者さんの部屋を訪れました。

病室には、患者さんとその息子さんがいました。息子さんが見つめるお母様は、弱く静かな呼吸をされていました。私はいつの間にか「Be still」(心を静めなさい、という意味の曲)を低音で静かに弾いていました。息子さんの嗚咽に指が止まりそうになりながら、繰り返しゆっくり弾きました。

そしてオクターブを一段階上げてメロディーを引き始めた時、患者さんは静かに天に召されました。穏やかな最後でした。

温かく優しい眼差しを患者さんの姿に感じ、自然に指が別の曲を奏でました。演奏しながら、息を引きとられた患者さんが平安でありますようにと祈りました。

その間、20分くらいです。こんな私でも神様の道具となれたことに感謝いたしました。

すべての奉仕が終わり、帰り際に息子さんは私に、「音楽が大好きだった母をハープの音色で包み、最後を迎えさせることが出来て、母は喜んでいると思います。ありがとうございます。感謝いたします」と告げ、「臨終の時にたち合わせて申し訳ありません。大丈夫ですか?」と労ってくださいました。

これこそリラ・プレカリアの働きだと感謝しています。神様のお導きです。とても大切な経験をいたしました。神様に感謝の祈りを捧げました。

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リラ・プレカリア(祈りのたて琴)関連ニュース(ブログ)
日本福音ルーテル社団(JELA)

2017年9月29日金曜日

【奨学金】 アフリカ出身の奨学生から感謝の便り

JELAは、東京国際大学(埼玉・川越)で国際関係論を学ぶアフリカ出身のアルファさん(仮名)に奨学金を提供しています。アルファさんは母国での迫害を逃れ2015年に来日し、現在難民認定申請中です。知識に対する貪欲さと、人々のために働きたいという強い意志をお持ちで、留学ビザを取得して大学に入学し、JELAがその学費を支援しています。

以下、ご本人からのお礼のお手紙をご紹介します。(原文の英語をJELAが和訳)

◇◆◇

大学の講義の様子
日本で勉強が続けられる機会を与えてくださったJELAに心から感謝しています。JELAの奨学金のおかげで、私の毎日は活き活きとしたものになりました。再び大学で学べるようになりましたし、知識や経験に飢えた魂も癒やされました。

JELAが学費全額を支援してくれ、東京国際大学に通って自分の夢を追い求めることができることを幸せに思います。大学でより優れた知的スキルを獲得することで、明るい未来が始まるという希望を取り戻しつつあります。

環境が変わって大変なことも多々ありますが、東京国際大学が私にふさわしい場所であると確信しています。ここで、将来活躍するための多くのスキルを習得し、日本語を磨くことができるからです。

これからも周りの期待に応え、世界をよりよくするために貢献できればと思っています。

(アルファ)

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日本福音ルーテル社団 (JELA)

2017年9月28日木曜日

【リラ・プレカリア(祈りのたて琴)】2018年度 リラ・プレカリア研修講座 募集中止のお知らせ


リラ・プレカリア(祈りのたて琴)研修講座
第7期生 募集中止のお知らせ


 このたび、一般社団法人日本福音ルーテル社団(JELA)は、リラ・プレカリア(祈りのたて琴)研修講座の第7期生(20184月から2年間)の募集を中止することにいたしました。

 リラ・プレカリア研修講座は、キリスト教の理念にもとづき、2005年にプログラム・ディレクターのキャロル・サック宣教師の指導により開講し、今日にいたるまで32名の修了生を輩出し、日本社会に生きたハープと歌による祈りを届ける役割を果たして参りました。

 しかしながら、講座を取り巻く諸事情を勘案し、議論を重ねました結果、第7期の募集を中止するに至りました。6期在校生につきましては、20173月の講座修了まで現在の教育環境を維持し、進路・奉仕先支援も行います。

 これまでリラ・プレカリア(祈りのたて琴)の教育・活動にご理解とご協力を賜りました関係者の皆様には、深く御礼を申し上げますとともに、今回の決定につきましては何卒ご理解を賜りますよう、お願い申し上げます。


2017928日     

一般社団法人 日本福音ルーテル社団(JELA
長 森下 博司
事務局長 森川 博己

【関連リンク】


2017年9月25日月曜日

【一日神学校】 JELAミニショップを出店、ワークキャンプ・事業活動を紹介

9月23日の「一日神学校」(日本ルーテル神学校ルーテル学院大学主催)でミニショップを出店しました。

JELAのミニショップでは、来年2月に開催予定のカンボジア・ワークキャンプのお知らせやJELAの事業活動紹介をしながら、カンボジアのグッズを販売しました。

今年の「一日神学校」は、宗教改革500年記念に関連した催しが盛り沢山だったこともあり、遠方からも大勢の来客がありました。

JELAのミニショップで用意していた「クロマー」(カンボジア産の多目的スカーフ)の評判も良く、購入してその場で着る方もいました。グッズも盛況の内に完売することができました。グッズ販売の収益は全てJELAの世界の子ども支援事業のために用います。JELAのミニショップにお越しくださり、ご協力いただいた皆様に感謝します。


<カンボジア・ワークキャンプ2018、参加者募集中!>
来年の2月14~24日に開催するカンボジア・ワークキャンプの参加者を募集しています。
キャンプの内容は、現地の団体の活動支援と交流、学校校舎修復や設備設置、キリング・フィールド等の歴史的に著名な地域や博物館訪問など。
参加できるのは18歳以上(高校生不可)で健康に自信のある方、参加費は13万円です。

詳細・申し込み方法は、こちらのブログ記事をご覧ください→http://jelanews.blogspot.jp/2017/09/2018.html




【関連リンク】
JELA-workcamp(JELAのワークキャンプに関するFacebookページ)
2014年カンボジア・ワークキャンプ参加者レポート等関連記事(JELAニュース34号)
日本福音ルーテル社団(JELA)ウェブサイト


【ブラジル・音楽ミニストリー報告】ひとりの子どもとの触れ合い(3)

ブラジル・サンパウロ教会が子どもたちの情操教育のために行っている音楽ミニストリーをJELAは支援しています。この音楽教室に通う少女Anaの話の3回目です。

*初回はこちらから   
◇◆◇

子どもたちの居場所を大切に守っていかなければ
徳弘浩隆・由美子

左から:Anaさん、徳弘牧師、Anaさんのお母さん

日曜日。ポルトガル語の礼拝を私がしていると、途中でAnaが入ってきました。最初はお姉さんと一緒にまた来てくれたのかとみんな思ったのですが、よく見るとお母さんでした。

この日もみんな大喜びで、礼拝のあとコーヒーとパンやケーキを一緒にいただき、おしゃべりをしました。

お母さんは教会のことを気に入っているとのことで、「ちょうどいま仕事がなくて時間があるので、火曜日の教室を手伝います」と言ってくれました。

 

そして今日、お母さんが2時ごろAnaと一緒に来てくれました。3時のおやつの時間の準備を率先してやってくれて、子どもたちみんなの面倒も見てくれました。片付けや洗い物、そしてミニバザーが終わるころまで一緒にいて、その片付けも全部手伝ってくれました。
おやつの準備をするAnaさんのお母さん(左)とサンパウロ教会のメンバー

 
「サンパウロは子どもたちが荒れているし、上の子の友達なんか、うちの子を除いてもうみんな、ドラッグをやった経験があるんですってよ」と話してくれました。私たちはビックリして、「多少言うことを聞かないことがあっても、あれだけ楽しみに来てくれる子どもたちの居場所を、大切に守っていかなければ」と思いました。

よく聞くと、昔いた街で教会に通い洗礼も受けているというのですが、ちょっと系統が違う教会だったので遠慮されていた様子でした。音楽やパソコン教室を通して、子どもたちの心も成長し、少しでも健全な大人に育ってもらえるように、遠慮しないで、一緒にやりましょう、とお母さんとも意気投合しました。

事情があって、知り合いの勧めで仕事を求めてやってきて、子どもたちを生み育てた街とは違う危険がいっぱいのサンパウロで友達に恵まれ、教会の教室に楽しそうに毎週通う娘を見て、とても安心して感謝してくれている様子です。(つづく)

◆◇◆

2017年9月22日金曜日

【リラ・プレカリア(祈りのたて琴)】研修講座も大詰め、施設での実習が始まります

2016年4月から学んでいるリラ・プレカリア研修講座第6期生の6名が9月末から都内の施設で実習を開始します。

それに先立ち、9月21日(木)に実習生や、受け入れ先で実習指導にあたる本講座修了生らが集い、実習派遣式を行いました。

式では、キャロル・サック宣教師(リラ・プレカリアのディレクター)が奉仕の心得や看取りの体験などを紹介。厳かな雰囲気のなか、一同は心を合わせて祈りと黙想の時を過ごし、実習に向けて決意を新たにしました。

リラ・プレカリアは、病床にある人や、さまざまな問題で悩み苦しむ人に、ハープと歌による祈りを届ける活動です。

リラ・プレカリア研修講座の第6期の受講生と教師陣

2017年9月21日木曜日

【昔の宣教師からの便り】 マーラ・ウッドさん(4) 最終回

短期宣教師(J3)として2000~2004年に日本で奉仕されたマーラ・ウッドさんからの便りの最終回です。この夏にJELAが派遣した日本人キャンパーとマーラさんの教会との交流などが語られます。

 *初回はこちらから 

◇◆◇

聖トリニティ・ルーテル教会
教会ミニストリー・ディレクター
マーラ・ウッド・ケイ

JELAから派遣されてアメリカ・ワークキャンプに参加する、若い日本の皆さんを今年もお迎えできて大変嬉しかったです。「女の子が16人参加する」とJELA職員のポールさんから最初に聞いたときは、十分なホストファミリーが与えられるかとても不安でしたが、問題なく手配することができました。そしてホストファミリーたちは、日本のティーンエイジャーたちと交流する経験を楽しみ、感謝していました。
「アメージング・グレース」の練習をする参加者たち

日本人参加者たちがクリーブランドへ到着するのが夜遅くになるハプニングもありましたが、10人の子どもたちと我が家のキャンピングカーで過ごし、夜食を振る舞えたのは、それはそれで楽しい経験でした。何人かの子たちと引率者にオハイオ州内の牧場でアメリカの田舎生活を体験してもらえたのもよかったです。

ノース・カロライナへと旅立つワークキャンパーたちを教会で見送ったときは感動しました。まだ夜明け前の暗がりの中で、私たちは教会の駐車場で共に祈りました。そして、私の母国のために主の御名によって奉仕しようと信仰の道へと踏み出していく19人を乗せて、バンは走り始めたのです。とても素晴らしい時間でした。8月6日の主日礼拝で彼女たちが「アメージング・グレース」を歌ったときも、教会の壁に響き渡る力強い歌声に心を打たれました。彼女たちは神の愛と豊かな恵みを、私たちの教会に分け与えてくれました。そのことに深く感謝しています。

長いお手紙になってしまいましたが、まだまだ書きたいことはあります。けれども結局は「私たちは皆、主イエス・キリストにある兄弟姉妹である」ということに尽きます。聖霊は、物理的な距離を超越して、私たちの人生を結び合わせてくださいます。そして言語や文化の壁はあれど、キリストにあって私たちはひとつなのです。それゆえに私は神を賛美します。いつの日か、日本を訪れて皆さんと再会できればと思います。その時まで、主がさまざまな奉仕に努める皆さんを守り、祝福してくださいますように。(了)

主にあって
マーラ

*英語原文をJELAが和訳しました。
 
◆◇◆

2017年9月20日水曜日

米国ワークキャンプ2018 参加者募集!


以下の要領で2018年夏の参加者を5~10名前後募集します。
申込期限は、2018年4月末日(JELA必着)です。

過去のキャンプ参加者の感想は、下記の「JELA NEWS」の記事とブログをご覧ください。
「JELA NEWS 41号」(P1~3)

2017年米国ワークキャンプ参加者記事

皆様のご応募をお待ちいたしております。

米国ワークキャンプ2017募集要項


◆ 派遣期間: 2018年7月25日(水)~8月7日(火)

◆ 内  容: ペンシルベニア州で一週間のワークキャンプ(家屋修繕、
  聖書の学び等を通して参加者の信仰的・人間的成長を促す催し)に参加
  し、近隣の州でホームステイもします。

◆ 参加費用: 20万円 ※「友達割引」:複数で申し込んだ場合、
  1人につき5千円割り引きます。
     注意:以下の参加費は全額個人負担となります。
  パスポート・ビザ取得費用、海外旅行保険費用、派遣確定者向け説明会
  会場(JELAの予定)や出発・帰国時の集合場所(成田空港)から本人の
  居住地までの交通費及び前泊・後泊する場合の宿泊費。


◆ 問合せ・申込用紙請求先:
    150-0013 渋谷区恵比寿 1-20-26  
        日本福音ルーテル社団(JELA)
        「アメリカ・ワークキャンプ」係り
   電話:03-3447-1521/ファクス:03-3447-1523/
        E-mail: jela@jela.or.jp /  HP: www.jela.or.jp

選抜方法:2018年4月末日までにJELAに到着した申込書から派遣者を
  決定し、5月上旬までに連絡します。

        <注意事項>
2018年8月1日現在で14歳~20歳の方が応募できます。
クリスチャン(教派は問いません)でもノンクリスチャンでも参加できます
  が、聖書を学び話し合う時間が毎日あり、すべての行事に積極的に加わ
  ることが求められます。
数名の日本人成人が同行し、霊的・言語的側面から日本人参加者を
  支えます。
派遣確定通知受領から出発までの間にキャンセルなさる場合は、事情を
  お伺いした上で、その時点までに発生した費用の一部または全部をご請
  求することがあります。また、新型インフルエンザの蔓延その他、諸般の
  事情により派遣を中止する場合があります。JELAからキャンセルする場
  合は、払込み済みの参加費はすべてご返却します。
渡航にはパスポートが必要となりますので、お持ちでない方、更新が必
  要な方は、派遣確定通知受領後速やかに取得手続きを行ってください。
⑥ 帰国後十日以内に千字前後の感想文(デジタルデータ)を作成してJELA

  に送信してください。

以上


ワークキャンプの趣旨や内容が分かる動画です。ぜひご覧ください。(約15分)


https://drive.google.com/file/d/0BztUIJKOqZmVQ0lkOTg3SWlfV2c/view?usp=sharing









 

2017年9月19日火曜日

【ブラジル・音楽ミニストリー報告】ひとりの子どもとの触れ合い(2)


ブラジル・サンパウロ教会が子どもたちの情操教育のために行っている音楽ミニストリーをJELAは支援しています。この音楽教室に通う少女Anaの話の2回目です。

*1回目はこちらから

◇◆◇

センセーがお父さんだったらいいのに
徳弘浩隆・由美子

お母さんは心配してないのだろうか、どんな暮らし向きなんだろうか? と心配しながらですが、Anaは教室スタッフのみんなの家族みたいに、いつもいる子になってきました。

ある日の夕方に彼女が、Skypeで誰かと教会の門のところで話していたのですが、あとから聞くと、もう一緒に住んでいないお父さんと話したとのこと。そういえば、7月の休暇に私たちがちょうど、彼女の故郷のマラニョン州に旅行に行った後、「どうして、私も連れて行ってくれなかったの?」と聞いてきたのを思い出しました。「センセーがお父さんだったらいいのに」と言ってきたことも思い出しました。ブラジルの子どもたちも、私のことを「センセー!」と呼んでいます。

火曜日のクラスの後の礼拝にも時々残るようになったので、「今度日曜夜の礼拝にもおいでよ」と誘うと、以前に連れてきたお姉さんと、教室に来ているもう一人の仲良しの女の子と一緒に礼拝に来てくれました。
左から:Anaさん、Anaさんの友人、Anaさんの姉、徳弘牧師

普段より少しおめかしして、三人そろってきてくれたのです。教会のみんなも大喜び。礼拝をして、そのあとお茶やケーキをいただいて、楽しくおしゃべりしました。

「こんど火曜日のおやつの時間に私がレモンムースを作ってくるから、材料代をちょうだい」というので、試しに頼んでみました。次の火曜日には、お姉ちゃんと一緒に大事そうにガラス製の大きな入れ物にレモンムースを入れて、持ってきてくれました。3時のおやつの時間は、みんなも大喜びです。Anaもうれしそうでした。

「また、日曜日の礼拝に来る?」と聞くと、「うん、今度来るよ。たぶんお母さんも一緒に来る」といいます。子どもたちが行き始めた教会の音楽とパソコンの教室、そして礼拝がどんな所か心配でお母さんが見に来るのかな? と思いました。(つづく

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2017年9月15日金曜日

【一日神学校】 今年もJELAミニショップ出店予定

9月23日(土)開催予定の一日神学校」(日本ルーテル神学校ルーテル学院大学主催)でJELAがミニショップを出店し、2018年度カンボジア・ワークキャンプのPRやグッズ販売などを行います。

「一日神学校」は、ルーテル学院の神学校や大学の講師らによる講義を一般の人が聞くことができるイベントですが、講義の合間には、ルーテル教会や関連団体がミニショップを出店し、グッズ・食品の販売や、自団体の活動の宣伝をします。
昨年の「一日神学校」でJELAが出店した際の様子

JELAも毎年出店しており、今回は、来年2月に開催予定のカンボジア・ワークキャンプのお知らせやJELAの事業活動紹介をします。皆さまのご来場をお待ちしております!
カンボジアグッズも販売します!

<カンボジア・ワークキャンプ2018、参加者募集中!>
来年の2月14~24日に開催するカンボジア・ワークキャンプの参加者を募集しています。
キャンプの内容は、現地の団体の活動支援と交流、学校校舎修復や設備設置、キリング・フィールド等の歴史的に著名な地域や博物館訪問など。
参加できるのは18歳以上(高校生不可)で健康に自信のある方、参加費は13万円です。

詳細・申し込み方法は、こちらのブログ記事をご覧ください→http://jelanews.blogspot.jp/2017/09/2018.html


【関連リンク】
JELA-workcamp(JELAのワークキャンプに関するFacebookページ)
2014年カンボジア・ワークキャンプ参加者レポート等関連記事(JELAニュース34号)
日本福音ルーテル社団(JELA)ウェブサイト

2017年9月14日木曜日

【ブラジル・音楽ミニストリー報告】ひとりの子どもとの触れ合い(1)

ブラジル・サンパウロ教会が子どもたちの情操教育のために行っている音楽ミニストリーをJELAは支援しています。このミニストリーのリーダーであるメロ牧師が日本で長期研修中のため、徳弘浩隆宣教師夫妻がメロ牧師の代役を務めています。

お二人から、ひとりの少女Anaについて長い報告が届きましたので、何回かにに分けてご紹介します。

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Ana の変化
徳弘浩隆・由美子

Anaは12歳、今年の2月に私たちがこの教室を引き継いですぐに、Isabelaが連れてきた仲良しの友達です。Anaはマラニョン州という赤道直下に近い北の州から一年半ほど前にサンパウロに引っ越してきたそうです。事情があり、お母さんとお姉さんとの三人暮らし。新しい街で、仲良くなった友達に、私たちの教会の音楽教室に連れてきてもらい、毎週通ってくれるようになりました。半年がたち、物静かだったAnaはだんだんと私たちに懐いてきて、いろいろと話をしてくれるようになりました。
左から教会スタッフのアリスさん、Anaさんと友人のIsabelaさん

音楽はピアノを習いたいということで、少しずつ始まりました。パソコンもキーボードの練習からまじめに頑張りました。途中からみるみる増えてきた生徒たちの中では、もうすでに先輩格。みんなが騒いでいると、「静かにー」と日本語で叫んでくれて、みんながきょとんとします。

6月の発表会では、二つ上のお姉さんを教会に連れてきてくれました。お姉さんも物静かで、おとなしめの子でした。北部の州は、大都会サンパウロと違って静かな街で、二人ともサンパウロの「お調子者ですぐに騒ぐ」子たちとは違う面をもっている様子でした。しかし、学校の仲良しの女の子の友達の4人組も教室に来るようになって、ズンバ教室では大音量の音楽に合わせて上手に一緒に踊る姿も見せるようになりました。(*ズンバ=フィットネス・エクササイズの一種。ダンスステップを基本にしており、昨今人気が高い)


お友達と一緒に楽しくダンス。Anaさんは右端

午後5時に教室が終わっても、最近は「少し残って宿題をしていい?」と聞いてくるようになり、お誕生日に買ってもらったらしいタブレットで学校の宿題の調べものもするようになりました。私も宿題を手伝ってあげるときもあります。教会が毎週やっているミニバザーの片付けも手伝ってくれて、夕方にはスタッフと一緒に一服。おやつの時間の残りのスープやパン、フルーツとコーヒーをいただいています。

「あんまり遅くまでいたらお母さんが心配するでしょ、ちゃんと話してる?」と聞くと、「うん、話してる。お母さんは一日中働いていて、帰ってくるのが遅いし」と、よく残るようになり、夜6時からの礼拝にも、時々出るようになりました。夕食の支度も姉妹でも交代でしている様子で、この夕方の一服の時間にもたくさん食べて、「お姉ちゃんにも持って帰っていい?」というときもありました。(つづく


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