2015年9月29日火曜日

【難民支援】多数の難民支援団体と共にシリア難民受け入れ表明を政府に申し入れ

(右から)内閣官房副長官補付・浦上三四主査、
難民支援協会・石川えり代表理事、
JELA・森川博己事務局長
安倍首相の国連演説を控えた28日午後、JELAは難民支援協会をはじめとする国内の難民支援NGO十数団体と連名で、安倍首相あての「日本へのシリア難民受け入れについて」と題する申入書を、内閣官房の担当者に手渡しました。

その後、アムネスティ・インターナショナル日本の事務所に場所を移し、NHKをはじめ朝日新聞、日本経済新聞、毎日新聞、ジャパン・タイムズなど多数のメディアに対して行われた記者会見にも森川博己JELA事務局長が出席しました。

記者会見では、難民支援協会代表理事の石川えり氏が申入書の趣旨を説明するとともに、JELAをはじめ出席した六つのNGOが、シリア難民受け入れに対する日本政府への要望について意見を表明し、記者の質問に応えました。

記者会見の模様は当日夜のNHKニュースウォッチ9でとりあげられ(記事内の画像をクリックするとニュースの映像が再生されます)、翌29日の複数の朝刊にも掲載されました。

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2015年9月25日金曜日

【青少年育成】「ルーテルこどもキャンプ」 トンガについての学び

JELAは例年、日本福音ルーテル教会(JELC)主催の「ルーテルこどもキャンプ」を、協賛団体として財的に支援しています。このたび、今夏行われたキャンプの報告書が届きましたので、以下に概要を紹介します。

このキャンプは、小学校5・6年生を対象に毎年夏に開催されています。ここ10年ほどは、広島で平和について学ぶ回と、東京で世界の国について学ぶ回を交互に行っています。


17回目の開催となった今年は、東京・三鷹市のルーテル学院大学/神学校を会場とし、26人の参加者がオセアニアのトンガ王国について学びました。

キャンプでは、トンガについてのクイズ大会や、トンガの文化体験、トンガ人のゲストスピーカーによるお話など、トンガについての理解を深めるプログラムが多数用意されました。参加者からは、

  • 「トンガと日本の違いや似ているところを学べた」
  • 「トンガの人は英語も話せることがびっくりした」
  • 「トンガの人も日本の人も、家族など自分が生きるのに必要で、励ましになる人をとても大切にしているんだということが分かった」
  • 「もっと知りたいことができた」

などの感想が挙がり、興味深い発見が多くあったことが分かります。またキャンプ中に、これらの発見や自分の体験したことなどをシェアする機会があったことで、参加者どうしが分かり合い、より友情を深めることができたようです。

普段はなかなか考える機会のない他国についての学びや、同世代の友だちと一緒に話しあう経験は、広い視野を育み、参加者の方々の将来に活かされていくことでしょう。今後も同様の働きが継続されていくことを期待しています。


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【リラ・プレカリア(祈りのたて琴)】病院・施設での実習がいよいよ始まります

リラ・プレカリアは、病床にある人や、さまざまな問題で悩み苦しむ人に、ハープと歌による祈りを届けるボランティア活動です。

2014年4月から学びを開始したリラ・プレカリア第5期生が9月末から、病院・施設の場で実習を開始します。それに先立ち、9月24日(木)に実習生や受け入れ先で実習指導の奉仕をする修了生らが一同に集い実習派遣式を行いました。

式では、キャロル・サック宣教師(リラ・プレカリアのディレクター)が奉仕の心得や実習における注意事項を説明し、詩編138編8節「主はわたしのためにすべてを成し遂げてくださいます。主よ、あなたの慈しみがとこしえにありますように。御手の業をどうか放さないでください」を紹介。厳かな雰囲気のなか、一同は心を合わせて祈りと黙想の時を過ごし、実習に向けて決意を新たにしました。


派遣式後の記念撮影

JELAでは、2016年4月開講予定のリラ・プレカリア第6期の受講生を募集しています。あなたもハープと歌で神様の愛を運びませんか? ご興味のある方は、下記リンク先をご覧ください。


【リラ・プレカリア生徒募集中】


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【アメリカ・ワークキャンプ2015】参加者のレポート(その9)

廣瀬知登(ひろせ・かずと)さんからレポートが届きましたので以下に掲載します
*ここに掲載するすべてのレポートは、JELA事務局が一部編集したものです。

◆◇◆

廣瀬 知登(JELC大江教会・17才)

アメリカに行っていた二週間は本当に充実していました。行く前は楽しみとそれ以上の不安がありました。しかし、そんな不安はすぐに消えました。

1日目の成田空港であった頃はまだ緊張があったけど、気づいたら仲良くなっていました。義輝(よしき)と歩人(あゆと)【キャンプ参加者】とは同じホストファミリーで、夜遅くまで外でホストファミリーのお父さんとバスケットをしたり、ディスクゴルフ(※1)をしたりしてとても楽しかったです。ミシガンにいる時は人の優しさを深く感じました。ホストファミリーもホストチャーチの人もとても親切でした。


キャンプの1週間は本当にいろいろなことを学びました。まず初めにキャンプの規模に驚きました。同年代の同じ信仰をもった人がここまで集う神様の力に圧倒されました。

キャンプが本格的に始まってからは苦労もありました。それは英語でした。自分の思っていることがうまく伝えられない、言っていることがわからないことが沢山ありました。しかし、相手がゆっくり言ってくれたり、ワーク中は愛(まな)【キャンプ参加者】と同じクルー(※2)だったので手伝ってもらったりして何とかなりました。

夜のデボーションやワークを通じて、大きく2つ自分にとって「リフレーム」(再構築)されたと思います。一つ目は自分が当たり前だと思っていたことは当たり前じゃないということです。ワークをしていたりすると本当に自分が恵まれていることに気づきます。そんな恵まれている環境を当たり前と思っていることはいけないことであり、その環境にしっかりと感謝しようと思いました。

二つ目は信仰です。アメリカの人たちは本当に神さまへの信仰が大きく、大きいからこそこんなキャンプができると思いました。日本にいる時はキリスト教であることを隠したりしたこともありますが、自分がキリスト教であることは恥ずかしいことではないと思いました。隠すなんかよりもっとみんなに教会やキリスト教に興味を持ってもらうように隠さずにいようと思いました。

このキャンプで学んだことをしっかりと活かし、このキャンプで出会った人のように優しく、しっかりとした信仰心をもった人になりたいです。

※1:ディスクゴルフ=フライングディスクを使ったゴルフのようなスポーツ
※2:クルー=6人のメンバーで家屋の修繕を一緒にしながらキャンプを過ごすグループ

JELAが一日神学校にて出店

2015923日に、日本ルーテル神学校ルーテル学院大学が主催する「一日神学校」にJELAがミニショップを出店しました。


◆◇◆
JELAミニショップ出店に協力した2015年インド・ワークキャンプ参加者
毎年この日はオープンキャンパスで、大学や神学校を見学に来る方たち(今回は600人以上の来場者)のために様々なイベントを開催。その中の一つとして、ルーテルの教会や関連団体がミニショップを出店して、独自の商品や食品を販売したり、宣伝を行っています。今回のJELAブースでは主にインドやカンボジアの支援先で作られたグッズなどを販売しながら、両国のワークキャンプの告知をはじめ、JELAの働きについてプロモーションビデオ等で紹介しました。
JELAのミニショップ展示

















出店のために準備と展示作業を行ったJELA職員の星崎、渡辺と下川とともに、今年の2月にJELAが実施したインド・ワークキャンプの参加者が数名協力してくれました。キャンプ参加者たちの中にはインド伝統衣装のパンジャビを着て接客をしてくれた人もいました。JELA職員とキャンプ参加者が一丸となって有意義な時間を過ごすことができました。
出店に協力したインド・ワークキャンプ参加者と記念撮影
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2015年9月18日金曜日

JELA職員がルーテル世界連盟の青年国際会議に参加

会場で講演するLWF事務総長マーティン・ユンゲ氏
JELA職員の下川正人は8月22日から9月4日までの2週間、ルーテル世界連盟(LWF)主催の国際会議「Workshop Wittenberg」に参加しました。当会議は、マルティン・ルターの宗教改革発祥の地であるドイツ・ヴィッテンベルクにて行われ、世界60カ国の140人以上の青年が、2017年の宗教改革500周年に向けての必要な取り組みについて話し合いました。

世界のルーテル教会のネットワーク組織であるLWFは、宗教改革500周年という節目に備えて様々なプログラムを展開しています。そのうちの一つが「Global Young Reformers Network」と呼ばれるもので、加盟教会の青年代表者どうしのネットワークを構築し、2017年に向けて若者主体のプロジェクトを推進していくことを目的としています。今回のヴィッテンベルクでの会議は、このプログラムにおいて最も重要なイベントで、かつネットワークのメンバーと対面で直接交流できる数少ない機会でした。
ワークショップの一こま

会議では、講演、パネルディスカッション、グループディスカッション、ワークショップを通じて、神学、政治、エキュメニズム(キリスト教の教派一致運動、超教派主義)など多岐に渡るテーマについての学びを深め、活発な意見交換を行いました。様々な文化的・政治的バックグラウンドを持つ人々が混在する環境で、普段は得られないような刺激的な議論になりました。





特に印象的だったのは難民問題についてのワークショップでした。
LWFは従来から難民支援に取り組んでいますが、会議が開始したころはちょうど、欧州における難民の大規模な流入が顕在化し、またトルコの海岸で死亡していた難民の男児の衝撃的な写真がメディアに登場した時期だったので、当会議でも難民問題はホットなテーマとして取り上げられました。

ワークショップの冒頭では、参加者が難民の家族になりきって、「あなたがたは南スーダンに住む家族です。近くで紛争が勃発しました。あと3分で自宅から避難しなければいけません。持ち物は5個しか持って行けません。あなたなら何を持っていくか?」という状況設定の下、「最も必要そうなもの」を大慌てで鞄に詰めていく、というシミュレーションを行いました。

クッキー、飲用水、学位証明書など、多数のアイテムが用意され、その中から鞄に詰めるものを3分で相談して選ばなければいけません。「食糧と救急箱が最優先だ」「学位証明書が持って行かないと仕事に就けない」など、色々な声が飛び交いました。下川は、「7歳の女の子」という役を与えられたので、ぬいぐるみを持ち出すように訴えました(実際に難民の子どもにとっては、住み慣れた場所からの避難という過酷な状況において、おもちゃを持っていることが大きな心の支えになる、という説明もありました)。人生を大きく揺るがすような状況で、咄嗟にこのような判断を強いられることの残酷さを体感できるシミュレーションでした。

日本にも、辛酸を嘗め、やっとの思いで逃れてきた難民の方が多くいらっしゃいます。こういった方々は、母国での苦しみから解放されて、安心・安全に生活できることを夢見て日本にやってきたわけですが、そのニーズに対して十分な対応がなされているとは到底言えません。JELAの難民支援に関わる者として、微力でも新天地での生活の改善に寄与していきたい、という思いが、このワークショップによって新たにされました。

今回の会議は、全世界的な視点から教会を考え、また教会の立場から世界の諸課題について考える、という非常に有意義な機会で、JELA職員として事業を進めていく上でも参考になる学びが多くありました。
ヴィッテンベルク市役所前のマルティン・ルター像
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2015年9月17日木曜日

【ブラジル子ども支援】AMILU通信2015年9月



8月発行のジェラニュース37でも紹介しました、JELAが支援するブラジルサンパウロ教会の子どもたちへの音楽教育プロジェクト「AMILU」から今月のお便りが届きましたので、その一部をご紹介します。

                    ◇◆◇

AMILU通信 ブラジルこども支援・音楽教育プロジェクト 2015/09/04
サンパウロ教室に新入生!
ようやく新入生が来てくれました。ギターをしたいとのことですが、最初に音楽と音階に慣れるためにリコーダー教室に入ってもらいました。以前も書きましたが、生徒は増えたり減ったりでサンパウロ教室の子どもは二人やめて一人になっていましたが、今は女の子二人で楽しそうにやっています。お母さんも歌の練習を少し始めました。この家族はポルトガルで仕事をしていた方々ですが、ブラジルに戻り教会の近所のミニスーパーを経営しています。


Noite da Sopaで日ごろの成果を披露
828日夜はジアデマ集会所で「Noite da Sopa(スープの夕べ)」。Melo先生の指導のサンパウロ教会の聖歌隊と、音楽教室の生徒や保護者たち20名でジアデマに行きました。ジアデマでも音楽教室の子どもたちから2人とギターの教会員が発表しました。隣のルーテル教会からも牧師家族と聖歌隊が来てくれて、教会は座れないほどの総勢60名くらい。
それぞれの教会が合唱やピアノ、リコーダーを発表し拍手喝采。ジアデマ周辺のファヴェーラ(スラム街)の子どもたちや保護者も見に来てくれました。



今月の生徒・アドリアーナ

お父さんと一緒のアドリア-ナ
サンパウロ市中心ですが随所にある町中の貧しい地域に住んでいる家庭の子です。教会員の方がやっていた洗濯屋さんで若いころから働き、今はおそうじ婦さんなどもして生活をしているお母さんと二人暮らし。お父さんは昨年離婚。いろいろ難しいですね。発表会では大張り切り。きれいな服を着てお化粧もして、お母さんも、そして普段は来ないお父さんもその日はじめて来てくれました。お母さんには教会や教会ゲストハウス、牧師館のお掃除もお願いしているので、アドリアーナもお母さんと一緒に来て、よくうちのソファーでお昼寝したり、たくさんおしゃべりしたり、遊んで帰ります。ゲストハウスの若者たちにもかわいがられています。上手にできたときは「Melo先生に褒められた!」と、とっても嬉しそうに報告してくれます。約束も時間もきっちり守る元気な、ちょっとおしゃまな子です。読み書きの書くほうが少し苦手。しっかり勉強もして将来を自分で切り開く子供になってほしいと思います。少しずつの取り組みですが、この音楽教育を通して、貧しい地域の子どもたちにも、モラルと地道な生き方、そして信仰が根付いていくことと思います。

 サンパウロ教会
JELC派遣宣教師 徳弘浩隆


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【世界の子ども支援】2015チャリティコンサート余話

去る6月12日(金)に日本福音ルーテル熊本教会で、世界の子ども支援チャリティコンサートを開きました。コンサート後にフルートの上野由恵さんからレッスン(ワークショップ)を受けた方が複数いらっしゃいました。その中のひとり、ルーテル学院高等学校3年生の西村陽菜さんからお手紙をいただきましたのでご紹介します。
西村陽菜さんからのお手紙(画像をクリックすると拡大できます)

2015年チャリティコンサートの総括はこちらをご覧ください。


 【JELAのチャリティ音源情報】
上野さんによる「チャリティ音楽ダウンロード」情報は、こちらをご覧ください。
好きな讃美歌、愛唱讃美歌がありましたらダウンロードいただければ幸いです。
1曲150円、アルバム全13曲で1500円となっております。


【関連リンク】
チャリティコンサート関連記事(ブログ)
JELAのホームページ