2016年9月30日金曜日

【川柳ひろば】重度障がい施設で明るく前向きに生きる

このニュースブログや機関誌『ジェラニュース』でおなじみ(?)の「とんちゃん」(ペンネーム。「川柳ひろば」常連投稿者)はある福祉施設に昨年10月に入居され、折にふれ、鉛筆書きの便りと川柳をたくさん送ってくださいます。

最近、その施設内で川柳ファンが増えているというニュースが届きましたので、ご紹介します。

◇◆◇

川柳のファン増えた
とんちゃん

『とんちゃん川柳』を掲示してある所は私のいる2階と、4階の掲示板です。4階にはトレーニング用の平行棒があり、私も時々使用しています。ついでに川柳の新作ができると、古いのと交換していました。最近では面倒になって重ね貼りをします。

先日、施設内の理容室のA子さんが、「私、とんちゃんの川柳の大ファンなの」と言ってくれました。たまたまそこに理学療法士のB先生が通りがかって、「ちょっと、ファンの第一号は僕だからな」と言いました。

川柳の作品を書かなくても、まず関心を示すことで川柳作家が増えれば、時間はかかるけれど、それはそれでとても良いことです。

毎週お年寄りをショートステイに連れて来られて、掲示板の川柳を読んで帰られる利用者のご家族の夫婦に、たまたまお会いしました。「あなたが、とんちゃんでしかた」と感激された様子で、握手を求められました。

職員の方々からも「吹き出してしまった」「おもしろかった」などと好評をいただき、嬉しく思いました。

日常生活に大きな変化はないけれど、それをコミカルに、そしてリズミカルに詠みたいと思います。

  • 具沢山食べきれなくてもうたくさん
  • 舌鼓(したつづみ)打ってそのあと腹鼓(はらづつみ)


そして今日の一句が次のものです。

  • むせる人食べて嬉しい無洗米
*むせる人も、この無洗米を食べればむせなくなるのではないか、という単純な発想です。食欲の増す季節なので、食べることにやはり目が移ります。

重度の障がいを持つ施設内で少しでも皆が明るく前向き志向で過ごせる場の提供に協力したいと思いました。句が面白く笑ってもらえるのが私の喜びでもあります。

◆◇◆

◆「川柳ひろば」の投稿先:
   日本福音ルーテル社団(JELA)「川柳ひろば」係
   住所:150-0013 渋谷区恵比寿1-20-26 
   FAX:03-3447-1523
   E-mail: jela@jela.or.jp 皆様のご応募をお待ちしています。


【関連リンク】

2016年9月27日火曜日

【国際青年交流奨学金】アジア学院で学ぶJELA奨学生がルーテル教会で説教

説教をするマクドナルドさん
発展途上国の農村リーダー育成を担う教育機関であるアジア学院で学ぶ来日研修生に、JELAは毎年奨学金を提供しています。

今年は、アフリカのマラウィ出身の聖公会司祭であるマクドナルド・F・バンダさんが支給対象で、9月25日にルーテル保谷教会の主日礼拝で説教をしてくださいました。

マクドナルドさんは、2011年にも一般研修生として同学院で学びましたが、今回はより実践的な学びを提供する研究科の研修生として3月に再来日なさいました。

説教の中でマクドナルドさんは、マラウィに戻ってからの5年間のご自身の働きについて話すなかで、アジア学院での学びがいかに重要だったかを説明されました。そして当日の聖書箇所「善きサマリア人のたとえ」の説き明かしを交えつつ、「アジア学院によって、私は故郷の隣人となることができた」と述べられました。また、「日本福音ルーテル社団は、私の、そして私のコミュニティと祖国の隣人となってくれた」と、JELAの支援に対する感謝の言葉も述べてくださいました。
プレゼンテーション中のマクドナルドさん

礼拝後は教会員の皆さんと食事と親睦の時間が持たれ、ご自身の活動に関するプレゼンテーションをなさいました。そして、安全や環境に配慮した農業について、知識として学ぶだけでなく、そうした知識をコミュニティ全体が実践するように説得・指導する方法をアジア学院で学んだことは大きかった、と話されました。農村コミュニティにとってのアジア学院の働きの重要性や尊さを改めて認識する機会でした。

2016年9月23日金曜日

【一日神学校】 ミニショップを出店、ワークキャンプをPR

9月22日の「一日神学校」(日本ルーテル神学校ルーテル学院大学主催)でミニショップを出店しました。

「一日神学校」は、三鷹のルーテル学院で教える神学校や大学の講師らによる講義を一般の人が聞くことができるイベントですが、講義の合間には、ルーテルの教会や関連団体がミニショップを出店し、グッズ・食品の販売や、自団体の活動宣伝をします。

JELAも毎年出店しており、今回は、来年2月に開催予定のインド・ワークキャンプの告知を、また現地の支援先で作られた民芸品、インドのスナック菓子やチャイ(インド式ミルクティ)を販売しました。また、インド・ワークキャンプの受け入れ団体であるCRHP(Comprehensive Rural Health Project;総合的地域健康プロジェクト)の働きのために募金活動も行いました。

この日は朝からの大雨にもかかわらず、計600人近くもの人が来場。おかげさまで、民芸品は完売、スナック菓子・チャイも大変好評でした。収益と寄付金は、CRHPの義足作りのために捧げられます。JELAのミニショップにお越しくださり、ご協力いただいた皆様に感謝します。 



<インド・ワークキャンプ2017、参加者募集中!>
来年の2月9~19日に開催するインド・ワークキャンプの参加者を募集しています。
キャンプの内容は、義足作りボランティア・児童とのふれあい・毎日の学びの分かち合い等。

参加できるのは18歳以上(高校生不可)で健康に自信のある方、参加費は18万円です。

詳細・申し込み方法は、こちらのブログ記事をご覧ください→http://jelanews.blogspot.jp/2016/09/2017.html

【関連リンク】
JELA-workcamp(JELAのワークキャンプに関するFacebookページ)
2015年インド・ワークキャンプ参加者レポート
日本福音ルーテル社団(JELA)ウェブサイト

2016年9月20日火曜日

【青少年育成】 ルーテルこどもキャンプ、広島で平和を学ぶ

JELAは毎年、日本福音ルーテル教会(JELC)主催の「ルーテルこどもキャンプ」を、財的に支援しています。このたび、8月8~10日に開催された「第18回こどもキャンプ」の報告書が届きましたので、以下に概要を紹介します。

このキャンプは、小学校5・6年生を対象に毎年夏に開催されています。ここ10年ほどは、広島で平和について学ぶ回と、東京で世界の国について学ぶ回を交互に行っています。

今年は、32名の小学生が広島市に集まり、「来んさい、ヒロシマ、ピースじゃけん!」をテーマに、広島の歴史と聖書を通じて、平和について考えました。

参加者は、広島の原子爆弾投下に関するビデオの視聴や、平和記念資料館、慰霊碑、原爆ドームなどの見学を行いました。また、参加者どうしが自分の思ったこと・感じたことを話し合う「グループワーク」の時間がとられました。

子どもたちは、原爆投下による被害を知ることにより、聖書が語る平和とは何かを共に考えました。目や耳をふさぎたくなる場面でも、子どもたちは真剣に話を聞いて、学びを深め、考えることができたとのことです。

広島の被爆体験と神様の言葉から平和の尊さを学んだ参加者たちが、この世界で平和を実現する担い手として成長していくことを期待します。
【関連リンク】

2016年9月8日木曜日

2017インド・ワークキャンプ参加者募集のお知らせ

以下の要領で2017インド・ワークキャンプ参加者を10名前後募集します。
申込期限は2016年11月10日(必着)です。

◆ 派遣期間: 2017年2月9日(木)~19日(日)11日間

◆   派 遣 先: インド、マハラシュトラ州、ジャムケッド村にある医療福祉施設
      CRHP(Comprehensive Rural Health Project=総合的地域健康プロジェクト)

◆   内  容: 義足作り/児童とのふれあい/毎日の学びの分かち合い

◆ 参加費用: 18万円 ※「友達割引」:複数で申し込んだ場合、1人につき5千円割り引きます。
      パスポート、海外旅行保険費用、派遣確定者説明会と出発・帰国時の集合場所から居住地までの交通費や、前泊・後泊する場合の宿泊費用については、上記の参加費とは別に個人負担とります。

◆ 問い合せ・申込用紙請求先:

     JELAインド・ワークキャンプ係り
     住所:〒150-0013
                  東京都渋谷区恵比寿1-20-26
            電話:03-3447-1521
                   FAX:03-3447-1523
          E-mail: jela@jela.or.jp

◆ 申込書類(下記からダウンロードができます)
     ・インド・ワークキャンプについて(PDF)
     ・IWC 募集要項 2017(PDF)
     ・申込書(PDF)     
      

◆   選抜方法:2016年11月10日までに到着した申込書(上記からダウンロードしてください)から派遣者を決定し、11月中に結果を申込者に連絡します。

                
<注意事項> 

① 18歳以上の健康な方(高校生不可)であれば、どなたでも参加できますが、聖書を学び
      話し合う  時間が毎日あり、すべての行事に積極的に加わることが求められます。

②  数名のスタッフが日本から同行し、霊的・語学的面で参加者をサポートします。

③  派遣確定通知受領から出発までの間にキャンセルされる場合は、その時点までに発生した
    費用をいただくことがあります。また、新型インフルエンザの蔓延等、諸事情により日本からの
     派遣を中止する場合があります。JELAからキャンセルする場合は、払込み済みの参加費は
     ご返却します。

④  渡航にはパスポートが必要となりますので、お持ちでない方、更新が必要な方は、 派遣確定
   通知受領後速やかに取得手続きを行ってください。



 

2016年9月7日水曜日

2016年米国グループワークキャンプに参加して

米国のワークキャンプに初めて引率スタッフとして参加したJELA職員の渡辺薫のレポートを紹介します。

 ※最後に来年(2017年)のキャンプ情報もお見逃しなく!!

 

◇◆◇

今回、引率者の一人として米国ワークキャンプに参加させて頂き、以前から見聞きしていたキャンプの感動を、ようやく実体験とすることが出来ました。参加者は引率2名を含む11名。今年初めてJELAのホスト教会となって下さったのが、ミシガン州アンナーバーのCross Road Community Baptist Churchでした。そこから車で5-6時間のペンシルバニア州インペリアルのキャンプサイトには、日本人を含む150名ほどの若者が集い、67日のキャンプ期間中に19か所で家屋の修繕奉仕を行いました。今年のキャンプのテーマ“Extraordinary” (普通じゃない)の通り、参加者それぞれが、イエス・キリストと共にあればいかに ”Extraordinary” に生きられるかを体験しました。 参加者として、引率者として、今も、心から誰かに伝えたいと思っている3つのことが余韻として残っています。

1つ目 は、”Unconditional Welcome” – 無条件に受け容れられ、歓迎されていることを、JELAワークキャンプに関係する全ての方から感じたことです。ホスト教会、キャンパーのホームステイ先、 キャンプ宿泊先となった中学校、グループワークキャンプのスタッフたち皆が、「旅人をもてなしなさい」というイエス・キリストの教えを、呼吸の一部のよう な自然さで私たちに実践してくれました。特に、ワークキャンプ中に日本人キャンパーが1人ずつ配属されたクルー(作業チーム)は、戸惑いつつも、言葉の壁 にさらに戸惑う日本人キャンパーの心の負担を少しでも軽くしようと、それぞれがそれぞれの方法で多くの愛を示してくれました。私自身も、初めての参加のた め、引率でありながら現地に行ってから初めて理解することが大半で、当初は不安の中にありました。しかし、現地のスタッフやホスト教会の方々が祈り心を もって惜しみなく助けの手を伸ばしてくれたことで、大きな混乱もなく、キャンパーのサポートに集中することが出来ました。
キャンプ地に到着したばかりの渡辺さんを歓迎する現地スタッフ
自分と異なる存在を受け容れることは、通常、容易なことではないと思います。今回、現地の人々との交流を通して、困難を困難としない、無条件の、”Extraordinary” な友情を体験することが出来ました。
クルーの仲間と肩を組んで祈る日本人参加者の内田奈七さん(手前)

2 つ目に、”God Sighting” - 日常の中に神様の業を見る、ということです。クリスチャンとして洋の東西を問わず、その文化は自分の中にも根ざしていると思っていました。しかし、実際に 現地のキャンプ参加者やスタッフが口にする”God Sighting”という表現が、例えば、にこりと微笑んだら相手も微笑み返した、というような、私が日常生活にあっては原因と結果と考えるようなことに すら適用されていることを知った時、心が一新される思いがしました。多忙や理性(?) を理由に、なんと多くのことが「当たり前」になっていたのか、と反省するとともに、もっと大胆に神様の御業を日常生活の中に発見していきたい、という思い が与えられました。一方で、高速道路のサービスエリアでの現地キャンパーたちとの再会や、帰国直前のある夕方に目撃した、オーロラかと見紛うほどの壮大な 夕焼けなど、今回のテーマ “Extraordinary” にぴったりな体験を、神様は人の繋がりを通して、自然界を通して、惜しむことなく与え続けて下さいました。
キャンプで見た夕焼け

3つ目 に、”Grace and Responsibility” - 恵みと責務についてです。今回の引率では、日本人キャンパーへの毎日1時間ほどのディボーションの時間も担当しました。キャンパー一人ひとりの霊的成長に 関わる重要な役割と感じ、最初は気負いがありました。しかし、私自身がキャンパーの一員となる中で、まず神様から受け、受けたものをそのままキャンパーに 流し出すことしか出来ないことに気づきました。肩の力を抜いて、キャンプのプログラムを楽しむうちに、神様とのリラックスした関係が全てに先立つことを学 びました。

一方で、 今手にしているものや経験は、人生の次のステージでそれをいかようにも用いてあげよう、と神様が前もって備えて下さっているものだと思います。頂いたもの を神様に用いて頂く時のためにスタンバイしておく、その応答が恵みに対する責務であると思います。恵みに恵みを増し加える神様は、今回のキャンプに招かれ た私に、次は何をさせて下さるのだろう、と、まだ見ぬGod Sighting に心躍る思いです。

 
最後に、 尊重の中にも「かおちゃん」と呼び、仲間の一人のように打ち解けてくれた9人のかわいいキャンパーたち、多くを労してサポートして下さった星崎ポール職 員、ホストチャーチの皆さん、グループワークキャンプのスタッフの皆さん、そして祈りつつ事務面で力強く支えてくれたJELA事務局の同僚たちに心からの 感謝を伝えます。(渡辺薫)





◇◆◇

 >>2017年米国ワークキャンプ申込受付を10月1日から開始予定!!<<

日 程: 2017年7月26(水)~8月8日(火)
内 容: ノースカロライナ州でのホームステイとワークキャンプ
      家の修理、聖書の学び、多文化交流・・・さまざまなプロがラム
参加費: 20万円 ※「友達割引」:複数で申し込んだ場合、1人につき5千円割り引きます。 
定 員: 10名前後
問合せ: JELAアメリカ・ワークキャンプ2017 係り
      〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-20-26
      Email:  jela@jela.or.jp
      Tel: 03-3447-1521  FAX: 03-3447-1523

一緒にExtraordinaryな体験をしましょう!!
 【関連リンク】
ワークキャンプ関連記事(JELAブログ)
日本福音ルーテル社団(JELA)


 

2016年8月29日月曜日

【ブラジルAMILUだより】体で覚えるリズムの体操

サンパウロ教会の徳弘浩隆牧師より、8月の音楽ミニストリー(AMILU)便りが届きましたので、以下ににご紹介します。

◇◆◇
 
Melo先生が休暇中なので、妻と私で音楽教室を担当しました。出てきたアイデアは、音楽のリズムを体で楽しく覚えてみる、ということでした。思い出したのは「ディズニー体操」です。ラジオ体操ではなくて、楽しい音楽に合わせて踊りながら、手や足を延ばし、膝の屈伸、首を右左に回して、小走りをして…、最後は深呼吸もするという、よくできたセットでした。

まずは、聖歌隊の大人でやってみました。みんな、恥ずかしがりながら、でも、笑いながら、リズムに合わせて手や足を伸ばして踊りました。なかなか好評です。ブラジルでは「ラジオ体操」が日系人の間では復旧していて、今でも毎朝、近所の公園や、東洋人街の広場で5時過ぎから集まってラジオ体操をかけて、体操をしていらっしゃいます。でも、この日はミッキーの仲間になってディズニー体操です。「さて、子どもたちが来てくれたら、これを教えよう!」ということになりました。

冷え込んだ冬の日の午後、4時過ぎに子どもたちがお母さんたちに連れられてやってきました。3家族、4人の子どもたちです。
AMILU教室に集まった子どもたちとご家族との記念写真・徳弘先生(前列右端)と夫人(前列左端)

「音楽教室は、きょうは楽しく、音楽を聴いて踊りましょう。リズムは体で覚えるから、思いっきり体を動かしますよ!」と説明して、アンプのスイッチを入れました。日本語は少ししかわからない日系人と、ほとんどわからないブラジル人の子どもですが、先生の前に並んで、音楽が始まると先生の真似をして、キャッキャ言いながら踊ってくれました。
先生の踊りと音楽に合わせて踊る子どもたち

一回終わると、「マイズ ウン、マイズ ウン!」と大声で合唱です。「もう一回、もう一回!」という意味で、アンコールの時にみんなでいう掛け声。「んじゃ、もう一回いくよー」と、私たち夫婦も、まるで歌のお姉さんと体操のお兄さんになってしまいました。先週、一緒に練習した大人の教会員も前でお手本を見せながら踊ってくれます。お母さんたちは目を細めて嬉しそうに、スマートフォンで写真を撮ったり録画したり。
ひとしきり踊って楽しんだ後は、「今度は折り紙~!」とリクエストがあったので、そばにあったポルトガル語の古新聞で「よーし、じゃ、カブトを作ろう!」といってお手本を見せました。「カブト」と言ってもわからないので、「サムライが使うヘルメットだよ」って説明しながら、ポルトガル語でおり方を教えました。みんなも一生懸命作って、カブトをかぶって記念撮影です。お母さんたちも大喜びでした。
カブトで記念撮影

お父さんが亡くなった日系人の子ども、日本人とブラジル人の間にできた女の子、ブラジル人で教会のお掃除をしてくれる方の子ども、いろんな子がいますが、みんな仲良く勉強しています。
親たちも笑顔のAMILU教室

しばらく、音楽とリズムを体で楽しみながら覚える体操をいくつか続けて、Melo先生が休暇が明ければ、またリコーダーが始まります。クリスマスの聖歌隊の合唱の間に、リコーダーの合奏を入れようと計画中。楽しく学んでいます。(徳弘浩隆)


◇◆◇



2016年8月26日金曜日

【ブラジルAMILUだより】 Diadema集会所の音楽教室とポルトガル語礼拝

サンパウロ教会の徳弘浩隆牧師より、7月の音楽ミニストリー(AMILU)便りが届きましたので、以下にご紹介します。

◇◆◇
 
 Melo先生が休暇中なので、Diadema(ジアデマ)集会所のポルトガル語礼拝も、私、徳弘が担当しています。前はポルトガル語で原稿を書いて言って読んでいましたが、忙しいので、日本語の礼拝のために準備した日本語を見ながら、ポルトガル語でお話をするというスタイルでやっています。間違えたり、言葉を思い出さないときは、聞いている会衆の方々が「こうですか?」、「あ、それはこういうんですよね」って合いの手を入れて教えてくれる、楽しい礼拝です。
Diadema集会所の礼拝の模様

「まぁ、先生のポルトガル語もまだまだだから、助けてくださいね」と皆さんに頼み、子どもたちにも、「先生はMelo先生みたいにピアノが弾けないから、前奏や後奏を手伝ってよ」とお願いして、聖壇に一緒に座ってもらいました。

説教の前、「神様の言葉は種、それを私たちに撒いてくださる…」というよく歌う讃美歌を、御言葉の歌代わりに、子どもたちにリコーダーで吹いてもらいました。素直に練習するときもあれば、ちょっとすねたり、家庭でごたごたがあったりして機嫌が悪くなったりすることもあります。今日は、いつも素直なLeo君が「僕は吹かないよ」とむっつりしています。
礼拝に参加してくれたLeo君(奥)とPaulo君(手前)
後からAMILUに加わって練習を始めたPaulo君が今日は張り切っています。何度も何度も私の目を見て、「今?」「次?」と合図をしてくるので、聖書朗読が終わった時に、「さぁ、いまだ、頼んだぞ!」と合図を送ります。かっこよく吹き始めたのですが、途中で詰まってしまってやり直し。でも、また今度も詰まってしまって、3回目に「あー、今日はだめだ。もう帰る!」と言い出しました。
リコーダーを頑張って吹くPaulo君

みんなは暖かく笑いながら、「大丈夫だよ、頼むよ」と声援を送ります。Paulo君は「だって今日は人がいっぱいいるんだもん。あがっちゃったよ」と言いました。確かに今日は、サンパウロから7人で自動車に乗ってDiadema集会所の礼拝にやってきたのです。「徳弘牧師がポルトガル語礼拝で頑張ってるから一緒についていこう」というのと、「Melo先生がいなくて寂しいだろうから、礼拝を盛り上げよう」という気持ちもある方々でした。

私は言いました。「間違ってもいいんだよ。ほら、先生だって、ポルトガル語間違えだらけだけど、一生懸命神様の言葉を伝えようって頑張ってるんだよ。間違えが怖くて何もしないより、やってみることが大切なんだよ」「ほら、先生がいいお手本見せてあげるから。間違えても平気で頑張ってる見本見せるからさ」となだめるとみんなも爆笑。Paulo君は気を取り直しました。そして機嫌の悪かったLeo君にバトンタッチ、「今日は僕がやるよ」ってLeo君が吹いてくれました。
ポルトガル語で頑張って説教をする徳弘先生

貧しい地域の集会所、お父さんがアルコールや薬で入院したり、仕事を続けられなかったり、お母さんもそれで神経質になって、家の中が荒れることもあるそうです。なにやら、そんな事情も抱えたそれぞれの家庭。今日はそのお父さんとお母さんも久しぶりに礼拝に来てくれていて、喜んで握手して帰って行かれました。

音楽教室を通して、子どもの生き方が変わり、ご両親もよい影響を受ける、そんな働きにもなっているようです。これからも、根気強く、でも楽しく続けていきたいと思わされます。(徳弘浩隆)

2016年8月23日火曜日

【東日本大震災被災者支援】 福島「こどもあそびば」の報告書が届きました

福島市の団体「キッズケアパークふくしま」は、放射線を心配せずに子どもたちが伸び伸び遊べる「こどもあそびば」を市内で提供する活動を行っています。そして、毎月一回行われる「あそびば」に必要な施設を借りるための費用を、JELAは今年の4月から支援しています(以前のブログ記事はこちら)。 

7月23日に「第22回こどもあそびば」が福島県文化センターにて開催されました。以下に、その様子をご紹介いたします。報告者は、「キッズケアパークふくしま」推進委員会委員長の栗原清一郎さんです。

◇◆◇

今回はいつもの子どもヨガやベビーマッサージのインストラクターのお母さんたちの都合が悪くお休みだった。しかし6月の「こどもあそびば」の時に来てくれた福島大学の災害ボランティアセンターの学生さんたちに、親子体操などができないか相談したところ、引き受けてくれた。そしてキーボードや子ども用の曲も持ち込んで楽しい準備体操と親子体操をリードしてくれた。これが非常に喜ばれ、アンケートにも楽しかったとのコメントがあった。

文化センターは場所が広いので、三輪車も他の子にぶつからないように危なげなく自由に楽しめて、喜ぶ子が多かった。

子どもの参加は55人だったが、3歳をピークとして1歳から5歳の就学前の子たちが多く、6歳から最高9歳までの子どもは合計8人と少なかった。この遊び場は徐々に、就学前の子たちとそのお母さんたちに特に喜ばれる場になってきているようだ。

ボランティアは高校生4人と顧問の先生1人、大学生は4人、それに教会関係者7人と合計16人でいつもより少なかったが、ほとんどの方がこの「こどもあそびば」の経験者だったので、みなスムーズに楽しくはたらくことができ、また参加者たちからは喜ばれ感謝された。

アンケートは参加した37家族のうち21家族が書いてくださったが、みな「楽しかった」というところは共通している。また「スタッフが親切で安心して子供の遊ぶのを見ていることができた」「細長い風船でハートや動物を作ってくれたので子供たちが大喜びだった」「これからも続けてほしいし、常設のこのような遊び場があるとうれしい」などのコメントもあった。

風船でいろいろなものを作り子供を喜ばせたのは、高校生のボランティアである。
栗原清一郎

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【関連リンク】
「キッズケアパークふくしま」Facebookページ
東日本大震災関連記事(JELAニュースブログ)
JELAの東日本大震災被災者支援について(JELAウェブサイト)
日本福音ルーテル社団(JELA

【JELAの無料講座】 2016年 秋・冬プログラム

2016年秋・冬のリラ・プレカリア(祈りのたて琴)公開講座のご案内です。いずれの講座もその分野の第一線で活躍する講師が担当します。この機会に自分の心と向き合い、学んでみませんか?

【公開講座の予定】
9月8日(木)
「詩編入門」講師 左近豊(日本基督教団美竹教会牧師、東京神学大学・大学院非常勤講師)

9月29日(木)
「詩編23編を踊りで表現したら」講師 ケイコ・グレイ(英国メソジスト教会宣教師)

10月20日(木)
「途方に暮れる時―その答えは」講師 賀来周一(キリスト教カウンセリングセンター相談所長)

11月24日(木)
「詩編23編」講師 柴田千頭男(ルーテル学院大学・日本ルーテル神学校名誉教授)


【2016年の公開講座の概要】
場所:恵比寿ジェラ(JELA)・ミッションセンター1階ホール
〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-20-26
電話03-3447-1521
時間:午前10:30~12:00
参加費:無料(会場に献金箱を設置し、自由献金とします)

リラ・プレカリア(祈りのたて琴)研修講座とは、ハープと歌の祈りを届ける奉仕者を養成する講座です。

【関連リンク】
リラ・プレカリア関連記事
日本福音ルーテル社団(JELA)

2016年8月19日金曜日

【アメリカ・ワークキャンプ2016】参加者のレポート一覧(まとめ)

7月28日に成田を出発したアメリカ・ワークキャンプ2016の参加者9人と引率者2人は、8月9日に無事に帰国しました。皆様のお祈りに感謝いたします。
2017年アメリカ・ワークキャンプの参加申込については、ジェラニュース次号(12月発行予定)と、JELAのホームページにて近日中にお知らせいたします。
 【関連リンク】
ワークキャンプ関連記事(JELAブログ)
日本福音ルーテル社団(JELA)

【アメリカ・ワークキャンプ2016】参加者のレポート(その9)

宇佐美舞弥さんからレポートが届きましたので以下に掲載します
*ここに掲載するすべてのレポートは、JELA事務局が一部編集したものです。

◇◆◇

宇佐美舞弥(神奈川県・17才)

私はこのワークキャンプを通して学んだことがふたつあります。
 
ひとつは"人間関係"です。私はもともとコミュニケーションが得意ではなく、団体行動が苦手だったので、周りとうまくやっていけるのか不安でいっぱいでした。
 
ワークキャンプでは私は大きなグループに入れられたので、家の修繕を一緒にする人数が通常の倍の12人でした。やっぱり団体行動だし、言葉も文化も違ったりっていうのもあったので不安でしたが、皆、私のことをあっさりと受け入れてくれて、私が日本から来ていることが分かると、相手も私の立場を理解しようとしてくれたり、会話や言っている内容を分かりやすく説明してくれました。また、私の言いたいことを一生懸命聞いてくれました。ここで改めて 人とのコミュニケーションの素晴らしさと、相手の話したいことを聞いて理解しようとしてくれる、仲間を大切にしようとしてくれる素晴らしさを知ることが出来ました。
宇佐美さん(右から4番目)とクルーの仲間たちが建てたスロープの上にて
ふたつ目に学んだことは神様の素晴らしさ、キャンプテーマである"Extraordinary" (普通じゃない。イエス様と一緒なら普通なんてありえない)ということです。
 
このキャンプでは 家の修繕作業をする仲間との昼のディボーションと夜のプログラムを通して 神様について多くのことを学びました。水曜日の夜のプログラムでは "ステーション"というものをして 色々な体験をしました。英語力が全然足りないせいか、私は何が何だか全く分からないまま 体験していました。 そんな時に 昼に一緒に作業をしたメンバーの子が私の元に来てくれて助けてくれました。それからは、その子とともに体験しました。その子は最後まで私と一緒にいてくれました。
 
個人的には ローションを体に塗ったのが すごく印象に残りました。その体験から感じたことは、すごく心を落ち着かせてくれるような香りで、神様も同じように私のそばにいつもいてくださって 心を落ち着かせるような、安心させてくれる存在だということです。
 
朝は奉仕をしに行きます。普通だったらペンキ塗りをしたり、デッキや階段を作ったりするのですが、 私たちが担当した家はそれをするどころではなくてゴミの山で、ずっと整理整頓でした。また、居住者の方もすごく変わっている人で、整理しないでくれとか、捨てるなとか大変でした。ゴミを捨てる時について来られてしまって、作業をしている全員が不安でお祈りをしました。 その時にお祈りが利いて、 あっさりと居住者の方も帰って行きました。ここでお祈りの大切さを感じることが出来ました。
大量のゴミの処理に成功した満足気な宇佐美さん(右から2番目)とクルーの皆さん
 
通常出来ない経験をして、作業仲間全員で協力してゴミを片付けたのも また変わった経験(まさにExtraordinaryな奉仕)で良かったと思います。この、アメリカで出会った仲間とも最終日には何度もハグをして "i miss you"(別れたくない)って言える素敵な友達でした。

こんなに素晴らしい体験を出来たこと、素晴らしい仲間に出会わせてくださった神様に感謝でいっぱいです。 また、JELAのポールさんと薫さん、ホストファミリー、ホストチャーチの皆様、アメリカに行かせてくれた親にも感謝でいっぱいです。
 
このキャンプに参加させていただき本当にありがとうございました。





 

2016年8月18日木曜日

【アメリカ・ワークキャンプ2016】参加者のレポート(その8)

黒河内貴子さんからレポートが届きましたので以下に掲載します
*ここに掲載するすべてのレポートは、JELA事務局が一部編集したものです。

◇◆◇
黒河内貴子(JELC飯田教会・16才)

初めてのワークキャンプへの参加でしたが、本当にいろんな経験ができた2週間でした。

もともと参加したきっかけが日本の春のティーンズキャンプの時にワークキャンプの存在を知り、内田奈七ちゃん(今年の参加者の一人)に誘われたという理由で、まぁー、楽しそうだなぁ~、これを機に英語が少しでもできるようになればいいなぁ~というほんの少しの興味本位でした。また、英語も喋れなく本当に行っていいのかと不安しかありませんでした。
 
実際にワークキャンプでは、家を修繕する仲間との聖書の学びや修繕作業の場所での活動時など、日本人は自分しかいないときもあり、周りからは英語しか聞こえないという不安に押し潰されそうになったときもありました。初めはなにも手伝うことが出来ず、ただ見ているだけしかできませんでした。これがほんとに悔しかったです。
 
勇気を出して初めて言えた言葉が「What should I do?」(わたし、何したらいい?)という英語でした。伝わっているのかもわからずドキドキしていたら、笑顔で返してくれて私の仕事を探してくれました。その時の喜びは今でも忘れません。本当に嬉しかったです! 神様が助けてくださったんだと思いました。
クルーと一緒に作業に励む黒河内さん(左端)
また、自分からは話しかけられないため一人黙々と作業をすることが多かったんですが、作業仲間が通訳してくれたり、話しかけてくれたり、私の活動をほめてくれたりしてくれて、普通に接してくれたことがとても嬉しかったです。
最後の夜のプログラムでは私の良いところや、この一週間のことをポールさんの通訳を介して作業仲間一人ひとりから言ってもらった時は本当に嬉しく、こんなにも愛してくれる人たちがいて私は幸せ者だと改めて思いました。
 
初めの緊張や不安が嘘のように最後は帰りたくない! まだみんなといたい! と思っていました。普通は出会えない者どうしなのにこうして出会って、言葉が通じあえることがどんなにすごく、普通じゃないことなのかということを改めて感じさせられました。アメリカの皆さん楽しい日々をありがとう!
 
そして、ポールさん。かおるさん。どんなに助けてもらったことか。自分ではなにもできず、手伝ってもらってばかりでもわたしが頑張っていることをとてもほめてくださり、勇気を与えてくれました。本当に感謝しきれないほど感謝しています。ありがとうございます!
 
ユースメンバーのみんな。ご飯を食べるとき、遊ぶとき、お祈りするとき、どんなときもいつも一緒にいてくれたメンバー。楽しい毎日をおくれたのもみんながいてくれたからです! ほんとにありがとう! 楽しい2週間をありがとう! 大好きなみんなにまた会えることを楽しみにしています!
ユースメンバーみんなといつも一緒(黒河内さん左から2番目)

最後にイエス様。素敵な経験をありがとう! 素敵な出会いをありがとう!